子育てに関する有益な地域情報
子育てをする親は、子どもをこの土地で育てたいと思ったり、コミュニケーションをとれる場所があればと地域情報が欲しいと思ったりする方もいるでしょう。
子育て情報が欲しいときは、自治体の福祉教育関係の窓口などで得ることが可能です。
福祉教育関係の窓口に行くと、地域の児童館や子育て支援センターを紹介してもらえます。
児童館や子育て支援センターは、季節の工作やリトミック遊びなど親子で遊べる時間を提供してくれる施設です。
また、保健事業の一環として乳幼児の身体測定会などの催しがあります。
子どもの成長を喜ぶことができますし、相談する場としても利用可能です。
わが子と近い月齢の子どもを持つ親とのコミュニケーションもとりやすいのでおすすめします。
公立のこども園などでも、子育て支援事業を行っていることは珍しくありません。
未就園の親子を対象にした親子遊びの会などを催すこともあるので、参加をするとこども園への就園がスムーズになることもあるでしょう。
こちらも、近い月齢の子どもやその親と友達作りが可能です。
地域の子育て支援情報は、自治体などでキャッチできます。
ただし、サービスの提供の状況や質は自治体によって異なるので注意しましょう。
地域のSNS掲示板などを利用して、同年代の子どもを持つユーザーから話を聞くのもおすすめです。
さらに、近所に幼稚園やこども園、保育園などがあれば出向いて子育て支援情報を聞いてみるのも良いでしょう。
その際には、プレ幼稚園などに参加できることもあります。
地域のつながりの希薄化
昔は地域みんながその地域の子どもを面倒見ていました。
自分の子どもでなくても悪いことをしていれば自分の子どものように注意したり、時間があれば外へでていろんな情報交換などをしたりしていたものです。
女性の社会進出の増加や、コミュニケーション能力の低下などによって、近年では隣にどんな人が暮らしているのか、隣の人の健康状態なども分からないような時代になっています。
こういった地域では子どもを地域で育てていくことはとても難しいです。
勉強は学校へ行けば教えてくれますが、社会での生活のルールや人やものなどを大切にするという教育は親や地域が進んで行って魅せないと覚えていくことはできません。
近年、犯罪を起こす年齢が低年齢化してきているといわれています。
そういったことも地域社会のつながりの希薄化から来る地域の教育力の低下だと思うのです。
こういった地域のつながりの希薄化をなくすための取り組みも生まれてきています。
町内会長を中心に、町内の行事をたくさん行い、子ども達にも積極的に参加してもらうことで地域の人たちとの交流を図ったり、町内会だけでなく学校でも、勉強以外の時間を活用して地域の老人施設などを訪問して、お年寄り達と交流を図ったりしています。
どうしても親は勉強ができることを重要視しがちですが、いくら頭がよくても人としての優しい心やものや人を思いやる気持ちなどがなければ、人として立派とはいえません。
町内会や学校など子どもを取り巻いている環境が協力し合うことで、地域のつながりの希薄化からくる社会教育力の低下を防いでいるのです。
また、親も社会教育は他にまかせっきりにするのではなく、自分たちも子どものお手本になるような生活を送ることが大切です。
私の友人は看護師をしていますが、仕事がハードで子どもとのコミュニケーションが思うように取れないのを悩んでいました。いろいろと悩んだ結果、短時間勤務制度が利用できる職場の看護師の求人を探して転職し、今では子どもとの時間も増えてしっかりコミュニケーションがとれているようです。