子供への地域での教育の現状

近年、大人しか起こさなかったような凶悪犯罪を子供が行ったり、いじめや不登校、自殺など、悲しい事件が子供たちの間で増えてきています。
このような悲しい出来事が起きる原因としては、共稼ぎや核家族化による家庭の教育力の低下のほか、地域とのつながりの希薄化における地域の教育力の低下なども指摘されています。
また、近年はインターネットの普及に伴い、外へでなくてもゲームや音楽を聴いたりと楽しむことができるため、外へ出ない子供たちが増加してきていることも地域の教育力の原因につながってきています。
対面で人とコミュニケーションを図ることが困難になった子供たちは、ゲームなどの世界にのめりこみ、現実社会での大人の話などを聞かなくなってきています。
また、ゲームでは亡くなっても生き返らせることができたり、リセットボタンを押すことで新たにゲームをはじめることができたりすることから、人の気持ちや痛みを理解できない子供も増えてきているのです。
昔は地域が一丸となってその地域に住む子供たちの面倒を見て、子供たちが悪いことをしていれば他の子供でも注意してきたものですが、近年では他の子を注意できない大人や、大人に注意されるときれてしまう子供も増えてきているのが現状です。
こういったことも、子供を取り囲んでいる家族や学校地域が一丸となって、異年齢世代との交流などを積極的に行い、人の気持ちやものを大切にするという気持ちを育てていくことができれば、いじめや事件なども少なくなっていくのではないでしょうか。

  • Recent Posts